女性と子どもの人権

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Chrysanthemum

子どもと女性は、ひとくくりではないけど、

とても困った時に、人に話をしたり、自分だけの力で生きていくことに、

とても困難があると思います。社会的弱者とされる障害者や老人の方々とはまた違っ

た、困難なこと。

それは、日本に限らず、世界の女性や子どもだって同じ。

そこにつけこむ、商業的性搾取がグローバルに広がり、ある国の性産業は、

他国の性産業の発展と成長を促進する役割を果たしています。

 

オーストラリアでは、政府による売買春是正政策があります。オーストラリア人男性

は、オーストラリアに売られてきた日本人女性を売春してきた長い歴史があります。


 

また、日本の「援助交際」が、韓国でも広がり、「日本の影響」とされています。


1996年「第1回商業的性搾取に反対する世界会議」において、

日本は、子どもポルノの世界の製造基地と、世界中から強い批判を浴びました。

1999年に制定された、「児童売春・児童ポルノ禁止法」は、法律的にはまだまだ問題を

かかえています。


「人身売買」は、昔にあったことではありません。現在も、それも日本や先進国で、

国家間をまたぐことにより、法の網をくぐり、確実に行われています。

私たちはこのような国境を越えた商業的性搾取に対し、できるだけ大きな「外交的

緊張関係」をつくり出し、また、政府間の協力関係にも介入していけるような

運動をおこさなければいけないと思います。それは、女性にしかできないことだと。

 

「第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム]

 

国際的に広がる性売買被害

~オーストラリア・韓国・日本の現状から~

2012.9.30 午後1時~4時40分

大妻女子大学市ヶ谷校 150講義室

パネリスト

オーストラリア キャロライン・ノーマ(ロイヤル・メルボルン工科大学講師)

韓国 キム・コ・ヨンジュ(亜州大学講師)

日本 大森佐和(国際キリスト大学準教授)

                                                                                                   ながおか

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コメント(6)

長岡さま、興味深く拝見させて頂きました。オーストラリアに日本人女性が売られ、韓国では日本の影響で援交が流行る現状、日本はポルノの生みの親ですか>_<情けない、、男性が経済的支配をし、一一妻制により、男性のハケ口として暗躍する売春。安土桃山・室町時代からの遊女遊廓、生業として凛とした華やかな時代とは違うと思います。自立した女性が多い日本の私たちが世界中に声を大きく訴えなきゃならないですね。勉強になりました。また聞かせて下さい。2日雨宮

聞くに堪えない問題です。人間てどうしてこうなのでしょう。食欲・性欲・金欲・地位・etc・・・もっと自然に生きていかなければ、ずーっと人間を続けて同じ悩みを繰り返すのでしょうか。2日誠子

雨宮さんのコメントには驚かされました。シンポジウムでもまさに、世界の家父長制(悲しいですが妻は7人持てる国もあるので)の問題が取り上げられました。一緒に怒りを感じて下さり感激です。

せいこさん もっと厳しいです。現実は。知らないことはとても恐ろしいと思いました。コメントありがとうごさいます。

夫も人権擁護委員をしていますが大変難しい事も伺っています。人権の学習も必要ですね。2日、はつみ。

長岡様 知らないということが問題ですね。知る努力をしていきたいと思います。3日宮澤

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