渋谷りつ子さんからの手紙

インドのカルカッタの障がいを持つこども達の施設「ダヤダン」でボランティアを続けている渋谷りつ子さんから２月末にお手紙が届きました。全文を掲載します。

お元気でしょうか？
日本では大変お世話になりました。（今もおせわになっておりますが・・・）本当に心強かったです。
まず、宮澤様が笹本様にたくして下さった冬服、１月に届き、こども達が使用しています。重宝しています。
ショートパンツのLLサイズは、レイマルダステーションのピックアップ隊に渡しました。路上生活をされている方々に差し上...げて下さることでしょう。
日本はまだまだ寒い日が続いていますね。
昨年の2月、貢川へ引っ越してすぐ、水道が凍って水が出ない日が二日あったのを覚えています。カルカッタも、この冬は寒い冬でした。（日本から比べたら暖かいのですが）
２月に入って日中は汗ばむほどでしたが、ここ２～３日はまた寒くなり、2006年に日本から持ってきた厚手の毛布を出して使用しています。
朝6:20に部屋を出て夕方6:30ごろ部屋に戻り、シャワー、洗濯、夕食をして、ほっとするともう9～9:30になっています。
毎日帰ってからの手洗いの洗濯がおっくうでたまりません。
だから、かならずシャワーの後に終わらせてしまいます。一週間に一度のWのシーツを手で洗うのは大仕事です。
ダヤダンは12月21日に、1999年からお世話していた男の子が亡くなり、つらい思いをしました。今も写真に話しかけて、朝夕お香をたいています。
他のこども達はおかげ様で元気にしています。
私がいる事で重度のこども達が少しでも幸せを感じてくれたらと動き回っております。私がリハビリやマッサージをすると本当に嬉しそうに笑ってくれるのを見て、幸せを感じてくれているなあ～と感じます。
帰ってくるとたおれそうなくらいクタクタになっています。どこか悪いのかなあと心配になる事がありますが、次の日にはケロッとしているので動きすぎなのでしょう。そんな毎日です。
これからも、ダヤダンのこども達と「ささえる会」をよろしくお願いいたします。
「ささえる会」にささえられているからこそ、ここまでできるのだと感謝しております。本当にありがとうございます。 2013年2月18日 渋谷りつ子

16日 宮澤由佳